ずばり、歴史や伝統を感じたい場合は「富士屋ホテル」、温泉やリゾート気分を楽しみたい場合は「湯本富士屋ホテル」が適しています。
一人旅なら「富士屋ホテル」がおすすめですが、家族連れやお年寄りがいるなら素直に「湯本富士屋ホテル」を選びましょう。
部屋や雰囲気の違い
「富士屋ホテル」と言えば、普通は宮ノ下にある「富士屋ホテル」のことを指します。
なぜなら明治11年(1878年)に開業して以来、多くの著名人や外国人観光客が訪れる高級ホテルとして有名で、外観、内装は創業当時の面影を残す、歴史と伝統を誇るのが特徴で、館内も部屋も、まるで美術館のようです。
一方、「湯本富士屋ホテル」は、昭和になってオープンしたホテルで、部屋はモダンで広々していた、大浴場や露天風呂が楽しめるリゾート施設が充実しています。
温泉の違い
箱根といえば温泉です。
富士屋ホテルの温泉は、大浴場が一つ、そして客室に温泉があります。どちらも非常い高級感があり、誰にも邪魔されたくないという方には、すごくおすすめの温泉です。
一方、湯本富士屋ホテルの方は、温泉施設が充実していて、特に露天風呂を楽しみたいのであれば、湯本富士屋ホテルでしょう。
食事の違い
食事の違いも大きなポイントです。もちろん、どちらも美味しいので心配はありません。
富士屋ホテルの方は、フランス料理や日本料理などの伝統的なメニューです。高級感を堪能したいのであれば、富士屋ホテル一択です。
一方、湯本富士屋ホテルの方は、和洋中の幅広い選択肢が用意されているので、子どもなどは、湯本富士屋ホテルの食事の方が喜ばれることでしょう。
メリット・デメリット
以下に、「富士屋ホテル」と「湯本富士屋ホテル」のそれぞれのメリットとデメリットを整理しました。
富士屋ホテル
メリット
- 歴史と伝統
- 1878年創業のクラシックホテルで、和洋折衷の美しい建築や歴史的価値を感じられる。
- 多くの著名人や外国人観光客に愛されてきた格式高いホテル。
- 独特な雰囲気
- 落ち着いた雰囲気と、自然に囲まれた静かなロケーションが魅力。
- 質の高い料理
- フレンチや和食を中心とした本格的な料理が楽しめる。
- 庭園の美しさ
- 四季折々の自然を楽しめる庭園があり、散策に最適。
デメリット
- 価格が高め
- 高級志向のホテルのため、宿泊料金がやや高め。
- アクセス
- 宮ノ下エリアにあり、湯本駅や他の観光スポットへのアクセスには多少時間がかかる。
- 施設の近代性
- 歴史的建物ゆえに、最新のホテルと比べると設備がやや古めに感じられる部分がある(改修で改善されているが、モダンな雰囲気を求める人には不向き)。
湯本富士屋ホテル
メリット
- アクセスの良さ
- 箱根湯本駅から徒歩圏内で、観光や移動に便利。
- 温泉施設が充実
- 大浴場や露天風呂があり、温泉を重視する旅行者に最適。
- 幅広い客層に対応
- 家族連れやグループ旅行に対応したカジュアルな雰囲気。
- リーズナブルな価格設定
- 「富士屋ホテル」に比べて、比較的手ごろな価格で宿泊できる。
- 多様な食事オプション
- 和洋中がそろった多彩なメニューが楽しめる。
デメリット
- カジュアルな雰囲気
- 高級感や特別な雰囲気を求める人には物足りない可能性がある。
- 混雑の可能性
- 家族連れや団体客が多いため、静かに過ごしたい場合には不向きなタイミングも。
- 歴史的要素の少なさ
- 富士屋ホテルのような歴史や伝統を感じる要素は少ない。
- 立地の景観
- 湯本エリアは便利だが、自然に囲まれた宮ノ下エリアに比べると景観の特別感は薄い。
まとめ
「富士屋ホテル」は伝統的で高級感のある滞在、「湯本富士屋ホテル」はカジュアルでリゾート感のある滞在と、雰囲気には違いがありますが、両ホテルとも温泉、食事、ホスピタリティを軸とした快適な宿泊体験を提供するという点で共通しています。
項目 | 富士屋ホテル | 湯本富士屋ホテル |
---|---|---|
立地 | 宮ノ下エリア | 湯本エリア |
雰囲気 | 歴史的で格式高い | モダンでカジュアル |
対象客層 | 高級志向、カップル、歴史好きの方々 | ファミリー、グループ旅行者 |
施設の規模 | 小規模で高級感重視 | 大規模で温泉リゾート風 |
温泉設備 | 限定的 | 充実した大浴場や露天風呂 |
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